知識やスキルの証明書として、転職に役立つ「資格」。業種や職種によってその扱いは異なるものの、専門性の高い職種の求人募集では特定の資格取得を応募条件に掲げているケースも少なくありません。資格を持つことで働き方が広がるのは、薬剤師の世界も同じ。今回は、「医療情報技師」の資格にクローズアップします。病院での仕事内容や取得するための方法について知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
医療情報技師とは?
医療情報技師とは、
国家資格はありませんが、
医療情報技師の認定試験が始まったのは2003年ですが、
電子カルテシステムやWeb診察予約システムにトラブルが生じる
薬剤師なら医療情報技師の資格取得も簡単?
医療情報技師の試験はマークシート方式です。「情報処理技術系」「医学医療系」「医療情報システム系」の3科目で、それぞれ合格点をクリアする必要があります。過去の実績を見てみると、受験者総数は4,500名程度、認定者は1,500名程度で取得率は30~35%。「簡単」ではありませんが「難関」というほどではないため、業務の合間や休日などを使ってしっかり勉強すれば十分に希望はあると言えるでしょう。
【2016年~2019年の医療情報技師認定試験実績】
第19回 2021年8月22日 | 3,489名 | 1,357名 | 38.90% |
---|---|---|---|
第17回 2019年8月25日 | 4,210名 | 1,410名 | 33.50% |
第16回 2018年8月26日 | 4,365名 | 1,502名 | 34.41% |
第15回 2017年8月20日 | 4,536名 | 1,521名 | 33.53% |
第14回 2016年8月21日 | 4,538名 | 1,548名 | 34.11% |
http://jami.jp/jadite/new/first/toukei-f.html
試験は年1回で毎年8月に実施されるので、週5日で働いている方の場合は遅くとも半年前の2月には勉強を始めたほうがよいでしょう。過去問題集(医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集2018)を繰り返し解くようにし、時間配分まで体に覚え込ませておくと安心です。正答率と日付をエクセルなどで記録しておけば、モチベーションの維持にもつながります。
薬剤師が医療情報技師の資格を活かすなら
「システム管理職」や「事務職員(システム担当)」は正社員としての求人募集が多いので、キャリアアップやキャリアチェンジを目指すなら医療情報技師は「持っておいて損はない資格」と言えるでしょう。医療従事者である薬剤師は基本的な医療関連知識に関してアドバンテージがあり、実際に薬剤師の受験者・合格者は多いと言われています。転職を有利に進めるため、まだ持っていない方は資格取得の準備を始めてみてはいかがでしょうか?
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