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薬剤師の転職にベストな時期はいつ?おすすめのタイミングについて解説

2024年8月8日掲載

薬剤師の転職に適した時期がわからず、実際に転職活動に踏み出せない方は多くいます。求人数や円満退職しやすいかどうかは、時期によって異なります。また、税金やボーナス、キャリアや資格など、転職時期を決めるための注意点は多いです。

今回は、転職に適した時期の特徴や、自分にあった時期を見極めるためのポイント、転職時期を決めるうえでの注意点などを解説します。

転職に適した時期はいつ?

結論、転職に適した時期は「転職したい」と考えたタイミングです。中途採用は年間を通して求人を募集する企業が多いためです。ただし、常に一定数の求人があるわけではありません。

スムーズな転職を望むなら、求人数が多かったり、円満退職しやすかったりする時期を選ぶことが大切です。ここからは、薬剤師のスムーズな転職がしやすい時期を詳しく紹介します。

採用数が増える7月・1月のタイミング

薬剤師の採用数が増える7月と1月に、転職を検討するとよいでしょう。6月と12月にボーナスが支給されたあとで、薬剤師の求人数が増加する時期です。なかでも1月から3月は、普段は求人を出さない病院や企業からの募集が出ることがあります。

しかし、この時期は求人数が多い分転職を考える人も増加するため、好条件の案件は高倍率になる可能性も考慮しましょう。一方で、新卒が入社した4月末や、花粉症やインフルエンザなどの罹患が減る夏は、求人数が減少傾向にあります。

多くの薬局や病院、企業では6月と12月にボーナスを支給されますが、勤務先によっては条件が異なります。ボーナス支給日の前後に転職すると、ボーナスの金額が異なる可能性がある点に注意しましょう。

スムーズに転職するなら3月末~4月のタイミング

スムーズに転職するなら、3月末~4月がおすすめです。大手の調剤薬局やドラッグストアなどは4月に新卒の薬剤師が入社するケースが多く、後任の目途が立ちやすいため、3月末での退職は現在の勤務先の負担が少なく、円満退職しやすいです。

また4月に転職すると、新入社員と研修を一緒に受けられる可能性が高く、新しい職場になじみやすいでしょう。教育体制がしっかり整えられている4月は、未経験の業種にチャレンジするのにもおすすめのタイミングです。

第二新卒なら入社後3年以内のタイミング

新卒で入社後1~3年目であれば、転職の際に第二新卒の肩書きを使用できます。「若くて柔軟性があり、ポテンシャルが高い人材がほしい」と考えている企業が多く存在します。

第二新卒者は社会人経験があり、基本的なビジネススキルに加えて、調剤や服薬指導などの主な薬剤師業務を経験しているため、企業は教育にかかる負担が減らせるのもメリットです。

若手を希望し、年齢を重視する企業であれば、早めの転職が有利になることもあります。転職活動では、志望する企業が第二新卒を積極的に採用しているかを確認しましょう。

また、転職の目的が曖昧だと、転職先とのミスマッチを起こすリスクが高まります。転職後の企業で実現したいビジョンが明確になってから、具体的に動き始めるのがよいでしょう。

薬剤師がベストな転職時期を見極めるためのポイント

薬剤師のベストな転職時期は、人によって異なります。転職市場の動向を参考にしつつも、自分自身の考えやライフスタイル、今までの勤務経験などを考慮に入れて、自分にとって適した時期を導き出すことが大切です。

「薬剤師の求人数が多いから」「周りが転職しているから」と不用意な転職に踏み切らないように注意しましょう。ここからは、自分にとってベストと思われる転職時期を見極めるために、重視したいポイントを解説します。

キャリアや資格の有無

キャリアや資格の有無によって、転職時期は異なります。たとえば、未経験の業種に転職する場合は、新卒社員と一緒に研修を受けられる可能性がある4月や、処方せん枚数が比較的少なく、仕事を覚える余裕のある8~10月がおすすめです。

また、調剤や服薬指導に加えて、薬局を管理する管理薬剤師や一人薬剤師、エリアマネージャーを経験したあとは、転職で有利になりやすくなります。

なぜなら、調剤薬局やドラッグストアなどでは、管理薬剤師になる人材が不足傾向にあるためです。また、管理職を育てることは会社にとって苦労する点のため、経験者を中途採用する企業も多くあります。

ほかにも、認定薬剤師や専門薬剤師などの資格は、転職活動において大きな強みです。資格取得後の転職は「より専門性を高めたい」という動機がわかりやすいため、採用担当者も好意的に受け止めてくれる傾向にあります。

ただし、転職でキャリアが中断されると、専門資格の取得が難しくなることもあります。勤務年数や同店舗での経験が取得条件になっている資格も多いため、資格の取得を終えてから転職活動するとよいでしょう。

ライフイベントの変化

結婚や出産、親の介護などでライフスタイルが変化したときは、転職を考えるタイミングです。

たとえば結婚後は、家事や育児のために残業が少ない職場を選んだり、家計のためにキャリアや給料アップが望める仕事を目指したりする人が多くいます。また、親の介護で退職を余儀なくされた場合、自分や家族の生活を大切にできる社風かどうかも見極めるべきです。

仕事とプライベートのバランスを考え、より柔軟な働き方ができる職場への転職を考えるとよいでしょう。

年齢

いくつになっても薬剤師の転職は可能ですが、時期を検討する際には年齢を考慮に入れましょう。年代によって、企業側が望む人材が異なるためです。

20代では今後の成長を期待し、ポテンシャルで採用されるケースが多いです。実績やスキルよりも将来の可能性をみられるため、薬剤師としての実務経験が少なくても採用される可能性があります。

転職の際は、薬剤師として求められる人物像を把握し、今後チャレンジしたい資格や携わりたい分野を明確にするとよいでしょう。また、20代は異なる業種にも転職しやすい年代です。

30代では、今までのスキルや経験を活かして、キャリアアップできる転職を目指しましょう。一通りの薬剤師経験を終えた年齢と判断されるため、責任のあるポジションにチャレンジするのに適した時期でもあります。

総合病院や企業への転職は年齢制限がある場合が多く、35歳以上になると不利になることもあるため注意しましょう。

転職時期を決めるうえでの注意点

転職時期を決めるには、税金や社会保険の手続きや、転職までに必要な期間などを考慮することが大切です。育児休業給付金のように支給までの勤務時間や勤続期間などに条件が定められる手当もあります。

また、育児休暇を取得するために、ある程度の在籍期間が必要になる可能性を視野に入れて、転職を検討する必要があります。子どもを持つ計画を立てている場合は、今後のライフプランをしっかりと考えてから、転職の時期を決めましょう。

ほかにも在職中の職場の繁忙期は、情報収集に割く時間が取れなかったり、面接日時の調整が難しかったりする可能性があります。また、忙しい時期の退職は円満退職が難しくなるケースもあるため、繁忙期の転職は避けるのが望ましいでしょう。

ここからは、転職時期を決めるうえでの注意点を紹介します。

転職時期によってはボーナスがもらえなくなる

転職時期によってはボーナスが支給されない可能性があります。「査定期間はいつか」「賞与支給日に在籍していることが、ボーナス支給の条件になっていないか」を、事前に職場の賞与支給規定で確認してください。

確実にボーナスをもらうためには、査定への影響がないボーナス支給後に退職を申し出ることをおすすめします。有休消化なども考慮し、ボーナス支給後1~2ヶ月後を転職時期と想定するのがよいでしょう。

税金関連の手続きを確認しておく

会社や転職時期によって税金関連の手続きが異なるため、転職前に確認しましょう。

たとえば、退職までに転職先が決まっている場合、企業が会社員の給与から住民税を徴収し、地方自治体に納税する特別徴収が可能です。給与所得者異動届出書の提出を転職前の会社に依頼しましょう。

しかし、退職後の転職先が決まっていない場合は、自分で住民税を納付する普通納税に切り替わります。また、退職日によって住民税を納付する方法が異なります。

  • 1月1日~4月30日:退職月から5月分までが、退職日以降5月31日までに支給される給与から一括徴収
  • 5月1日~5月31日:5月分の住民税が最後の給与から天引きされる
  • 6月1日~12月31日:退職月の住民税のみ給与から天引きで徴収され、その後は自宅に届く納付書を使って納税するか、転職先の給与から天引きされる

11月から12月に転職した場合、その年の年末調整を利用できないため、自分で確定申告を行う必要があります。この時期に転職する場合は、確定申告に必要な書類を保存したり、源泉徴収票を転職前から受け取ったりするといった必要な手続きを確認しましょう。

転職までに必要な期間を考慮する

転職先が決まるまでの期間や退職までの準備を考慮し、転職を希望する時期から3~5ヶ月前に転職活動を始めるとよいでしょう。

転職に必要な期間は、一般的に1~2ヶ月といわれています。希望通りの求人が見つからなかったり、競争率が高く内定を獲得できなかったりする場合は、3ヶ月以上かかる可能性もあります。

病院や企業は調剤薬局やドラッグストアと比較して、倍率が高くなる傾向にあるだけでなく、内定を獲得するまでに時間がかかりやすいため、早めに行動しましょう。

2~3ヶ月前には退職の意向を職場に伝え、引継ぎを行うとスムーズな退職を実現しやすくなります。退職までの準備期間が短いと、内定が出ても希望する日程で転職が進まない可能性があります。なお、退職に関する手続きについては、就業規則を確認してください。

転職活動にかける期間が短すぎると、自分自身の希望と転職先の間でミスマッチが起こる可能性があるため、納得ができるまで転職活動を続けましょう。

転職に向けて情報収集する

適した転職時期を見極め、自分にあった転職先を見つけるには、薬剤師に特化した転職サイトなどで情報収集することが大切です。転職サイトでは、以下に挙げる情報を効率よく収集できます。

  • 自分の希望条件に近い求人の有無
  • 経歴やスキルを活かせる求人情報
  • 職場の雰囲気や人間関係に関する情報
  • 残業時間や離職率などの求人票に載っていない情報

また、薬剤師の転職に強いサイトに登録すると、コンサルタント経由で希望条件にあった求人を紹介してもらえます。コンサルタントは求人を出している企業や病院と実際にやりとりし、求められる人物像に関する情報収集も行っています。

さらに、応募書類の添削や面接対策、入社日の調整なども幅広くサポートしてもらえるため、スムーズに転職活動できるでしょう。

自分にあった時期を見極め転職を成功させよう

薬剤師の転職に適した時期は「転職したい」と考えたタイミングですが、求人数や退職時期などが関わってきます。キャリアや資格の有無、ライフスタイルの変化、自分自身の年齢を考慮に入れて、自分にあった時期を見極めましょう。

時期によってはボーナスがもらえなかったり、税金の手続きが煩雑になったりすることがあります。また、転職までに必要な期間も考慮に入れて転職時期を慎重に決めましょう。

希望条件にあった職場に転職するためには情報収集が大切です。薬剤師の転職に強いサイトへの登録でコンサルタントのサポートを受けるとよいでしょう。

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監修者のご紹介

星野 匡宣(薬剤師)

1998年、昭和薬科大学卒。多摩大学大学院にてMBA取得。
調剤薬局チェーンにてマネージャーを経験後、2009年にファーマリンクに入社。現在は、2023年にファーマリンクと合併したブラン・ド・ブランの執行役員。キャリアカウンセラーとしても活躍中。

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